第三地区住民自治協議会

２月２７日（金）と２８日（土）は、いよいよ「チーム中村」最後の仕上げです。鍋屋田小学校をねぐらにするムク鳥は大幅に減少したものの又戻ってくる可能性もあるという事で、拡声器によるフクロウ鳴き声、近づくムク鳥にロケット花火は継続実施しました。後は他の地域に分散したムク鳥の対策です。市の職員と住民で３組の移動対策チームを作り、住民からクレームのあった地域に爆竹とバケツを持って出前対策を実施しました。
　　　　　　　　　　中国製の爆竹。癪だけどよく効く。


３つの班がムク鳥の止まっている公園の木や電線を探し、バケツの中で爆竹を鳴らします。これは予想以上に効果があり、少ない群れはほぼ一発で遠くまで飛び去ります。ただ中村教授によると、暗くなってからでは鳥目で遠くまで飛べなくなるので、遅くとも薄暗いうちに実行するのがポイントだそうです。２８日の土曜日は住民のネットワークを使い、ムク鳥が現れだしたら明るいうちに爆竹を鳴らしに出かけました。
３月に入ると鍋屋田小学校近辺をはじめ、市街地のムク鳥は極端に少なくなりましたが、中村教授から根気強く対策を継続せよとの指示があり、３月３日まで継続しました。３月４日、５日と市街地周辺の見回りをしましたが、ムク鳥は１羽も見かけず平和な町に戻りました。
中村プロジェクト大成功！！３月１１日、中村教授に感謝状の贈呈をすると共に皆でプロジェクト成功の祝杯を挙げました。
又、ムク鳥が戻ってくる事も想定して近隣市街地の住民には中村教授の録音した「フクロウの鳴き声ＣＤ」と「爆竹」を配布しました。チーム中村は３月１１日に解散しましたが、全国でも例のないこの成功事例が他の地域の参考になればと願っています。　終わり